◎ CT認定技師は取るべき?資格の価値と「失効した先輩」のリアルな話
10年前に書いたこの記事、今でも多くの方が検索して見に来てくれています。
「CT認定技師」という響きに、若手技師が夢(あるいは悩み)を抱くのは、今も昔も変わらないようです。
当時、私の知り合いがこの試験に挑んだ際の「熱い戦い」と、10年経った今だから語れる「あまりに現実的な結末」を、愛を込めて再構成しました。
1. 0次試験は「深夜0時」のクリック合戦
この試験、最大の難関は勉強ではありません。「講習会の申し込み」です。
12時受付開始 → 10分足らずで満席。
コネは一切通用しない。 技師会の有力者に頼んでも「それだけは無理」と断られる鉄の掟。
当時の必勝法: PC前で待機し、更新ボタンを連打。住所などはあらかじめコピペ用に用意。
彼はこの「クリック合戦」に見事勝利し、土俵に上がりました。
2. 試験の難易度は?「テキストを隅々まで愛せ」
講習会テキストをしっかり理解すれば合格ラインは狙えるものの、内容はかなりガチです。
画像診断: 脳出血の部位(被殻・視床・尾状核の判別)や解離性大動脈の分類。
計算問題:
$$DLP = CTDI_{vol} \times Scan \ Length$$などの公式を完璧に使いこなす必要があります。
当時、彼は「CT検査全体を俯瞰的に勉強できたのは本当によかった」と、充実した顔で語っていました。
3. そして10年後、衝撃の結末。
あんなに苦労して手に入れ、あんなに熱く語っていた彼の「CT認定技師」資格。
……実は今、失効しています。
理由は極めてシンプル。
「給料上がんないのに、定期的に更新料取られるなんてアホらしい!」
……ごもっとも。ぐうの音も出ない正論です。
実利が伴わない中で、維持費という名の「情熱の税金」を払い続けるのは、なかなかにハードな修行ですから。
♪ 何度も言うよ、負けないで
実は私、彼が受験した10年前から「アホらしいな」と思っていました(笑)。
でも、深夜に目を血走らせてクリック合戦に挑み、隅々までテキストを暗記した「不器用な情熱」を持つ彼が、私は嫌いじゃありません。
資格という「形」は失っても、あの時必死に得た知識と、深夜0時に戦った思い出は、彼の人生のどこかで役立っているはず……だと思いたい。
深夜0時のクリック合戦に挑もうとしている若手技師のみなさん。
「形あるものはいつか壊れる。でも、経験したネタは一生モノだ!」
そんな覚悟を持って、ポチっとしてみてください。
迷わず行けよ、失効すればわかるさ!
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