2015年8月26日水曜日

認知症をMRIで調べる

最近、MRIで認知症を調べるという検査をするようになりました。

理屈は、アルツハイマー型認知症は、
最初に脳の中の海馬と呼ばれるところが小さくなる(萎縮する)
ということがわかっているので、
その大きさが小さくなっていないかをMRI画像で調べるという検査になっています。

撮影は海馬の大きさがわかればよいので、そんなにたくさんの種類の画像を撮影する必要がなく、そんなに大変な検査ではないです。

ですから、われわれもそんなに時間がかからない検査になるもんだと思っていました。

しかし、思わぬことが。

検査を受けにくる患者さんは認知症を疑われていることだけあって、
結構準備に時間がかかってしまうケースがたまにあります。

金属をとって置いてとお願いしても、取っていてくれていなかったり。
服は脱がなくてもいいのに、脱いでいたりなどなど。

そんなに多くはないですが、これも時代なんだよなと思ったのであった。

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