レントゲン撮影時には、エックス線というのを使います。
このX線による被ばく量が、患者さんの体の大きさによって変わってくるのはご存知ですか?
レントゲンは影絵の原理です。
体にX線を当てて、透過してきたところがより黒く写ります。
X線は、骨や金属を透過しにくいということはよく知られていますが、
かといって筋肉や脂肪、水などはすべて透過するというわけではありません。
だから、やせている患者さんと太っている患者さんで、レントゲンの被ばく量は変わってきます。
お腹のレントゲンを撮影するときに、
体の小さい人には少ないレントゲンをかけても体を透過してくるX線の量は十分な量になりますが、
大きい人になると何倍もX線をかける必要が出てきます。
それぐらいかけないと、体の脂肪にX線が吸収されてしまい、
エックス線がフイルムまで到着せず、画像にならないのです。
特に、体の大きい人にはエネルギーの高いX線を利用します。
これは、エネルギーが高いほどX線が透過しやすくなるからです。
エネルギーを大きくすると、またX線の量が増えます。
ということで、太っている方はX線に当たる量が多くなるのです。
私たちはやはり、
健康のためにもライザップに通うのが良いのだろうかと思った8月の夕暮れだった。
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