CT認定技師にご協力をいただいて、第1回をはじめます。
診療放射線技師は、写真を撮影するのが仕事で、画像診断をするのは放射線科医師の仕事です。
放射線科医師というのはお医者さんで、画像診断をするのが主な仕事の医師です。
内科医は、内服薬で患者を治療する医師。
外科医は手術で患者を治療する医師。
病理医は細胞を観察して、どんな病気かを診断する医師。
放射線科医は、画像をみてどんな病気か診断する医師。
という感じですね。
さて、ということで
診療放射線技師>写真撮影家
放射線科医師>写真解析家
ということなので、われわれ放射線技師は画像診断はできません。
しかし、綺麗に画像を撮影しないと、放射線科医師は困ります。
綺麗な写真というのは、普通のカメラマンとは違いますから、病気が写っている写真というのが良い写真です。
といことは、病気が写っているかどうかの判断ができないと綺麗な写真は撮影できないということになります。
そのようなことから、友人たちのような立派な技師さんは、画像診断の勉強もしているので、いろいろよく知ってます。
ということで、私も勉強させていただこうと思います。
今回はくも膜下出血のCT画像です。
まずは、正常例から
次はくも膜下出血のCT画像
通常CT画像では、水は黒く写ります。
正常画像だと、くも膜下腔には脳せき髄液という水が流れていますが、出血時はここに血液が流れ込みこのように白くうつります。(正常例では黒く写っていましたね:赤丸)
わたしもこのような画像を撮影したことがあります。
くも膜下出血だと、意識不明状態だったりすることが多いのですか、ごくたまに頭痛のみの症状で歩いて病院に来られる方がいます。
私が撮影した患者さんもその例で、歩いてきたのですがくも膜下出血していました。
別に私があわてる必要もないのですが、あわてて主治医に連絡したことがありました。その方は、すぐに手術が行われて、大きな後遺症はなく元気に退院されたそうです。
新人技師さんはこのような画像を見たときは、患者を家に帰してはいけませんから気おつけましょう。
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