CVポートが入っている患者さんがCT検査を受けにきた。
CVポートというのは、患者さんに皮膚の下に埋め込まれるチューブ?みたなもので、そこから抗がん剤などを投与できる器具というか装置というか・・・そのようなものです。
ここからお薬を入れるので、毎回血管に針を指す必要がなくなります。
抗がん剤を長期に投与されている患者さんなどは、血管が細くなるのかわかりませんが、血管にうまく針を入れるのが難しい患者さんもおられるので、このCVポートがあると患者さんも先生も楽になります。
CVポートに関しては、メディコン社のホームページにわかりやすい動画がありましたので、見てみてください。
そして今回は造影CTの依頼。
この患者さんは、血管が細いのかなかなか造影剤投与用の針が血管に入らず・・・・
結局あきらめてCVポートから造影しいよういうことになってしまった。
先日、勉強会である病院の放射線技師さんが、造影剤インジェクターの圧力に気を付ければCVからの造影も大丈夫そうなことをいっていたが、やっぱり緊張します。
ふつうのCVポートは耐圧設計になっていないため、造影剤インジェクターの限界圧力を下げる必要があるようです。ダイナミックCTなんかは造影剤を一気にいれるので高い圧力がかかってポートが壊れてしまうかもしれないですからやりませんが、
今回はダイナミック撮影が必要なかったので、ゆっくり注入しました。
限界圧力は輸液ポンプの圧力限界は60から70PSIらしいとのことなので、それ以下になってれば破ける心配はなさそうということだったのでそのようにして。。。さて、
大丈夫だった。よかった。
慣れないことするのは緊張しますね。
最近は、ダイナミック造影CTにも耐えられるパワーポートというやつが販売されているそうです。
もうこんなに緊張することもなくなるのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿