先日は腸閉塞の診断では立って撮影する必要があるというお話をしました。
しかし、ご高齢で立てない人や痛みが強すぎて立てない患者さんもおられます。
そのような時はどうしているかというと、CT検査をしたり腹部エコーといって超音波をやったりすることが多いようですが、レントゲン撮影でもわかる方法があります。
それが、側臥位腹部撮影法という撮影方法です。
簡単にいうと、横向きに寝てもらって撮影した画像になります。
そうすると、前回お話した気液体水平面(二ボー)が写ります。すごいですよね!?
aafp.orgより転載
しかし、この撮影も結構ハードです。これは実際の風景動画です。
この動画だけでも5分以上かかってますからね。結構しんどい。。。。
ということもあって、最近はマルチスライスCTというすごく速く撮影できるCT装置が普及したので、CT検査が行われることが多くなりました。
次回は、CT検査での腸閉塞の写り方について書きたいです。
また友人にお世話にならなくてはならぬな~。
左側臥位はなぜかA→Pで撮るという固定概念があったんですが、どちらでも良いですよね!!認知症の患者さんとかはこんなに穏やかに撮っていられませんね(汗)
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