胸部レントゲンの時になぜ手首を腰にあてるのか?
検診の時の胸部レントゲン撮影。
なぜか腰に手を当てるように指示された経験はないでしょうか?
これって、チアリーダーのポーズさせたいからやっているわけではないんですよ。
(わかってますよね...)
実はこれには、意味があります。腰に手を当てて、そのまま肘を前に突き出すという二つの行動の相互作用で一つの理由となるのです。それは。。
通常、レントゲンは一方向から撮影するため、いくつかの臓器が重なり合って写ります。
胸部レントゲンでは肺や大動脈に心臓、肋骨肩甲骨などです。
この中で、肺にかかってしまうのが、心臓の周りの血管や肩甲骨です。
肺がんを見たい場合は、できるだけ肺に臓器が重ならないようにしたほうが見やすくなるのですが、心臓はどかすことができません。しかし、肩甲骨は骨なので腕を動かすことによって肺との重なりをずらすことができます。
そこで、チアリーダーポーズ?
こうすることによって、肩甲骨は体の外側にひらき、肺との重なりをすくなくすることができるのです。
昔の先生は、ホントに良く考えて撮影していたんだなーとつくづく思いますね。
画像はここから引用させていただきました:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/shinzou/images/in04.gif
0 件のコメント:
コメントを投稿