先生、私は肺がんですか?
レントゲン撮影を終えた患者さんによく聞かれることがあるのが、この「私は肺がんですか?」というもの。
私、医者じゃないので・・と思うのですが、基本的にはレントゲンだけで肺がんの診断はされません。
というのも、レントゲンではよくわからないからです。
進行が進んだ肺がんなどでは明らかに肺のなかに大きな塊が写りますし、胸水がたまっていたりなどもあるので肺がんですねと断定されてしまうこともあるかもしれませんが、
基本的には症状、血液検査、たんの検査などをみて、最終的にはがんが疑われる塊から、針などでその組織を採ってきて顕微鏡で観察してようやくがんであると診断されます。
この画像は、ネットからとってきた肺炎と肺がんの画像です。どっちも同じようにみえますよね。
このように肺炎と肺がんの画像はにているので、なかなか診断は難しいです。
また、初期の小さい肺癌もレントゲンでは厳しいので、今はCTで肺がん検診するパターンもあるようです。
ということで、テレドラマのようにイケメン俳優がレントゲン写真を見た瞬間に
「これは、肺がんです」
とはならないのです。
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