検査室は冬でも冷房中。
夏は患者さんにも好評だが、冬はそうもいかない。
ところて、何でそんなに冷やすのか?と言うと
機械のためだ。
残念だが、患者さんのためではない。
エックス線の発生には、高い電力が必要です。
短い時間ではありますが、120kVと言った高電圧が必要です。
この高い電力でエックス線を発生させるのですがそれほど効率が高い訳ではなく、
そのX線にならなかった分のエネルギーは熱に変換されます。
この熱の発生は結構な量の発熱量になります。特に高いエネルギーが必要とされるCT検査では、エックス線発生器が許容熱量を越えてしまい撮影できないときもあります。
そんな時は、熱が冷めるまで待他なければいけません。
ですから、部屋をあらかじめ冷やしているのが一般的です。
実際は、エックス線発生器をさらに冷やすために、
クーラーで冷やした水を機械の中に循環させて冷却したりもしています。
とはいっても、冷房を強くかけておかないと、
必ずしも撮影できなくなったり故障したりするわけではないですが。
ということで、検査室は寒くなっています。
でも安心してください。
毛布をご用意しますから。
0 件のコメント:
コメントを投稿