2015年10月10日土曜日

検査時間が伸びる伸びる・・・

レントゲンで昨日も患者さんが怒っていた。

最新の装置や技術で検査時間が飛躍的に短くなったのが、CTやMRI。

1件30分はかかっていた撮影も、今では5分でできてしまうマルチスライスCTは小さな病院にも広く設置され短い時間で済むようになった。

ほとんどの機器は発達して早くなっているにも関わらず、検査時間が長くなっている検査もある。

その一つがレントゲン撮影だろう。

レントゲン撮影機器もよくなっていて、画像は現像する必要がなくなり

デジカメのようにすぐに表示される。

しかし、レントゲン検査の時間がかかるところはポジショニングである。

骨折や病気がわかりやすくなるように、ポーズを決める作業だ。

結婚式の集合写真でもクラスの団体写真でも一番時間がかかるのはポーズをきま得るところまでですよね。

だから、このポジショニングに時間がかかる。

レントゲンなので洋服を脱いでるもらうのも原因のひとつだが、
最近時間がかかるのは、ご高齢の方の検査が増えたのがいちばんの原因であろう。

ご高齢のかたの検査はどうしても時間がかかる。なぜかというと、

着替えに時間がかかる。

移動に時間がかかる。

動いてしまうことも多いなどだ。

(上記すべて仕方がないことですが・・)

巷でおめかけするご老人は、ウォーキングなどしていて元気であるが、みんながみんなそうではない。

ひざが痛くて病院にかかるわけであるから、どうしても痛いから立つのに時間がかかる。

そして着替えも膝が痛いとなかなか進まなかったりする。

ということで、待ち時間はかかる。でも、着替えが長いからなんていえないので軽く謝る。

皆様のご協力とご理解をおねがいします。

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