2015年11月10日火曜日

必見広告!:MRI造影剤の一部が体に残ることがあるらしいのだが You must watch a this AD!(Gadovist).

業界雑誌をぺらぺらしていたら、あっという間に最後のページになってしまった。

いつもだとこのまま閉じられる運命にあったその雑誌であったが、

今回は裏表紙のMRI造影剤の広告がインパクトがあってちょっと見入ってしまった。



MRIの造影剤とは・
MRIの造影剤はガドリニウムというものが使われている。

MRIという磁石に影響を与えると考えると...金属が反応しやすいと思いますよね。磁石だから。

ということでガドリニウムという金属がちょっとだけ使われています。

しかし、ガドリウムは重金属で人体に毒性をもつといわれています。

そこでガドリニウム造影剤はガドリニウムイオンにキレート構造を付与することにより,人体に安全に投与され,排泄されるように設計されているのです。

*キレートとは(教えてGOOより引用)
キレート(chelate)というのはカニのはさみを意味するギリシア語(chela)に由来します。 つまり、ポイントは「カニのはさみのように金属イオンを挟み込む」ということです。 

金属が体内に残る?
問題はこのキレートが外れて体内に微量のガドリニウムが残ってしまうケースがあるそうだ。

この現象はキレートの構造で回避できるらしい。

ちなみに国内では数種類のガドリニウム造影剤(オムニスキャン,マグネビスト,プロハンス,
マグネスコープ,プリモビスト)が販売されているが,それぞれキレート構造が異なる.

化学的な安定性からは環状型キレート(マグネスコープ・プロハンス)が線状型キレート(オムニスキャン・マグネビスト・プリモビスト)より安定らしい。

さて、そんなこともあってバイエル薬品もガドビストという環状型キレートの造影の販売を開始したそう。

ということでこの広告。

すごいインパクトですね。強力なキレート!!

パッと見、4人の腕ででやってんのかと思ったが2人の腕でできたということを付け加えておきます。


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