2018年7月17日火曜日

AIは放射線技師の仕事を奪うのか?

最近巷でAIが流行っている。先日、うちの若い衆も話題にしていた。
ちなみに、人工知能の方です。

不安を煽るタイトルばかり

さて、
「あなたの仕事は大丈夫?こんなに進んだ!AI」
とか
「AIに奪われる職種100!」
みたいなつり革広告。よくみます。

たいがいは、購買層を増やすために恐怖を煽る系のタイトルが多い。

AIに仕事が奪われるはウソ

しかし、最近はさすがに消費者も賢いのでそれでは騙されなくなったのだろうか
こないだAmazonでチラ見した本が、的を得ていると思ったので紹介しておこう。

「AIで仕事が無くなる論のウソ」という本。

要は、AI化が一気に進むわけではなくて、その間にかなりの時間を要するということ。

そして、そのAIどうしをつなげるところの仕事をしばらくの間やることになり、緩やかに浸透していくということだ。

確かにそうだと感じた。

診療放射線技師業務はすでにAI化進行中?

我々の仕事でも、既にかなりAIな部分をもっているものがある。
画像処理なんてものは、かなりAI化されてきたといっても過言ではないだろう。

そもそも、最近のデジタルレントゲンだってその一つと言えるのではなかろうか?

レントゲンは、昔は撮影条件をまちがえると画像が真っ黒な写真になってたもんだが、今ではそんなことはない。

臨床画質と被曝のバランスをとるというすき間を我々が埋めている

ただ、まだ撮影条件が少ないパターンのAI化はない。
ここで、この隙間を埋めているのが我々の知識と技術だ。
それによって、被曝と画質のバランスをとっている。

恐らく、この部分も近い将来は過去画像を生かしたりしながらAI化されていくだろう。
ただ、これで我々の仕事が無くなるとは思えない。この隙間を埋めるという仕事はまだまだ残るのだ。

技術革新が早ければ、早々に仕事は効率化されるし、遅ければ今までと同様に仕事は残っていくということだろう。

患者に寄り添い、認知症患者にも対応できるロボットAIができるまでは、AI化で仕事が効率的になるのは明らかであろう。

メーカーの皆様、頑張ってくださいませ。

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