2015年1月28日水曜日

検査待ち時間は、なぜ生じるのか?(CT編)


CT検査やMRI検査は、予約検査なのに、なぜか待たされます。

これはなぜなのか考えてみました。

CT検査の場合、遅くなる理由の第一位は、造影CT検査でしょう。

造影CT検査をやっていて、困ってしまうのが血管が細い患者さんですね。

CT検査で造影剤を使うときは、血管内に造影剤をいれて写真を撮影します。

この時、血管に針をさします。

しかし、血管が細い患者さんだと針を留置するのが難しくなるので、時間がかかってしまいます。

そして、多くの病院ではCT検査室内で血管に注射をするので、この時間がかかると検査時間が押

してしまって、ほかの患者さんに迷惑がかかってしまいます。

時にここで、30分くらい格闘してくださる先生も登場します。

私ら的には「別の部屋でやってよね~!」と思いながらも、応援します!

これが一位かなと・・・

次に時間がかかるのが、トラブル発生時。

造影剤注入後に、アレルギーが出るとその対応に時間がかかります。

血圧を測定して、呼吸困難になっていないか調べるために、酸素濃度を測定し・・・

これで済めばよいですが、重篤な場合だとそこで点滴の処置やらなんやらで30分くらいかかります。

防ぎようがないのですが、この要因も結構よくあります。


さらに稀ですが、患者トラブルもかなり厳しい時間延長の要因です。

待ち時間が長いと、みなさんイライラします。

そんなときにその矛先が技師に向けられることがあります。そうなると、検査がストップしてしまうので大きく遅れてしまうのです。

先日、後輩がMRIでしたが、一時間近くキレた患者さんにつかまっていました。

ということで、今回は検査待ち時間にもついてでした。

根本解決は診療報を増加して、病院に余裕を作ってあげることなんでしょうが。。。

難しい問題です。



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