2015年7月27日月曜日

われら放射線技師!

昨日、新聞の折り込み求人広告を眺めていたら、
「レントゲン技師募集!」と書かれた求人があった。

「レントゲン技師」久しぶりにみたな~。

みなさんはレントゲン技師と放射線技師の違いをご存知でしょうか?
まあ、どうでもいい話ですよね・・・

レントゲン技師というのは、昔の制度で主にX線撮影しかなかったころの資格です。
現在は廃止され「診療放射線技師」というのが現在の資格です。

ということで、放射線技師はX線以外の線も使用しています。

レントゲン撮影やCT撮影はX
放射線治療はX線と電子線と陽子線、重粒子線
核医学検査はガンマー線

以上の用な種類の放射線を取り扱っています。

それと、MRI撮影では電磁波を使用します。

さらに、超音波も扱います。

ということで様々な種類の放射線を利用します。

昔はレントゲン撮影だけだったようですから、さまざまな放射線種を扱うことがなく楽だったと思う若手技師がたまにいますがそんなこともなかったようです。

昔は撮影した後、即座に暗室に閉じこもり現像を行ったりしていたそうですから今とは仕事自体が違うといえますね。

撮影自体も昔は1枚撮影するごとにフイルムを交換していましたが、今ではデジタルレントゲンが一般化したのでフイルムを交換する必要もなく画像もすぐさま出てきますしいたれりつくせりです。

さて放射線の話に戻しますが、いろいろな放射線を扱う上で私もそれぞれの放射線の発生原理について学生時代によく勉強しました。

ただ、現状職場で放射線を発生させる時に私たちがやっていることはボタンを押すことだけですが・・・(あっガンマー線は放射性核種から出てくるものなのでボタンを押しても制御できませんが・・)

ということで実際に放射線を出すことは誰でもできるでしょう。

しかし、放射線がどの方向にどの程度飛んでいくのかということを理解できているのは、われわれ診療放射線技師のみではないかと自負しています。

どれくらいのエネルギーで放射線を発生させるとどこまで放出されるのか、その時に人体と相互作用をおこし散乱された放射線がどの方向に飛んでいくのか、そしてその量がどのくらいであるのかなどです。

それであるからこそ医療放射線防護を語ることができるのだと思っています。

ということで、私たちは診療放射線技師です。


よろしく!!

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