2015年8月23日日曜日

「3D画像になるなんてすごいね〜」に答えられない哀れな技師

今日頭のCTを撮影した後、患者さんから

「いや〜、撮影早かったね〜」と言われ、

「そ~なんですよね」と答えた。

続いて、

「何枚くらいとったの?」

ときたので、

「20枚くらいですかね」と私。

そしたら、

「そうかそうか、すごいね〜。これで3D画像にしてくれるんだからすごいよね。」

といっていた。

「あっ」と思ったが、俺素直なんで。

「あ、患者さんの検査では3D画像は作らないですよ。時間かかりますからね。」といってしまった。

そしたら、すごく寂しそうな顔をして、

「あっそう、ありがとね」

といってその患者は去っていった。

うーん。どうやら、外来にはってあるポスターに

「3DCT!!」みたいにでかでかと宣伝されてるから、みんな3D画像で診断されているのだと思われてしまうようだ。

3D画像は作っても診療報酬が我々の地域ではつかないのだ。だから、本当に必要な症例
でしかどこの病院も作らないのです。

ちなみに私の病院で3D画像を作るのは手術をする予定になった症例だけである。

なので、1割にも満たないと言うことをここに告白しておこうと思いここに書いてみた。

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