2015年11月24日火曜日

腕おろし対策のための枕挿入。

胸部CTを撮影する時には腕を上げて撮影します。


そうすると画像が綺麗になります。

不思議ですね?

両腕を上げると、エックス線の利用効率が上がるために画像が奇麗になります。

腕をおろした画像では横に線が入ってしまいます。

しかし、腕おろしてないやつは入っていません。

これはエックス線が横からあたった時に、骨にX線が吸収されるために画像に線が入ります

この横から右腕、背骨、左腕の3本の骨が横一直線に並ぶためです。

だから腕をあげて撮影しているのですが、救急で意識のない患者さんや痛みがあって腕を上げたれない時は仕方なくさげて撮影しています。

そうすると画像が汚くなりますが、これ回避する方法があります

それが、だっちゅうの撮影法です。

パイレーツ(*)のごとくうでを前で交差させることで、肘の位置が上昇し横から見た時に腕と背骨が重ならくなります。

*パイレーツについては「パイレーツ、だっちゅーの」で画像検索してください。18歳未満の方は閲覧に注意が必要です。


そうするときれいに撮影できるのですが、この固定がなにげに難しい。

固定ベルトで縛りあげるのですが、段々と下がってきます。

何か良い方法はと思っていたのですが、枕を入れるとは考えましたね。

枕なら常にCT室においてありますから。


薬屋さんが持ってきた雑誌に書いてあったので共有しまししょう。

写真は富士薬品雑誌より転載しました。



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