さて、動脈瘤の治療にコイルを使うという話を先日こちらでかきました。
動脈瘤が破裂しないように、動脈瘤の中をコイルという金属で埋めてしまうという方法ですね。
そうすると血液が動脈瘤の中に流れないから、動脈瘤が破裂しないという治療方法でした。
その方法は脳の中の動脈瘤に金属を入れるためには、血管の中に金属が入らなければいけません。
なので、足の付け根の動脈を入り口として血管にながーいストローを挿入し、その先端を動脈瘤まで送り込みます。
そのストローをつたって、形状記憶の針金のようなものを動脈瘤においてくるという方法でした。
20本くらいの針金を送り込む必要があり、時間がかかる大変な治療です。
ただ、手術のように頭を割らなくてすむのでいろいろと良い部分も多々あります。
このコイルに変わる方法が、最近出てきたそうです。
それがステントを使う方法。ステントというのは血管が狭いところにおいてくる金属のストローです。
今回ご紹介するステントの名前は
「フローダイバーター」というやつです。
英語がよくわからんので調べてみると、Flow Diverterで分流器という意味らしいです。
流れを分けるのね。
このステントを動脈瘤の根っこの下のところに送ると、動脈瘤にだけ血液が入りにくくなるらしいのです。
結果として、そこは固まってしまい動脈瘤は消失するというなんともすごい治療法らしい。
コイルを20本いれるのと違い、ステントを一つおいてくるという手技だけでよいそうですからすごいですね。
治療方法の概要がとってもわかりやすい2本の動画を見つけました。
張っておきますね。
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