2015年7月16日木曜日

読影の補助ってどこからどこまでなのかな?

読影の補助ってどこからどこまでなのかな?

放射線技師の読影補助というのが最近話題になっていて、勉強会なんかだと読影に関する内容のものが結構あります。これがまた結構難しい。

読影業務というのは放射線科医師の仕事で、われわれは基本的には撮影するだけですが綺麗にとろうとすると、ある程度画像が読めていないとできません。

最近はご高齢の患者さんが多く、撮影中も動いてしまったり息が止められなかったりして画像がぶれたりすることが多く、いくら取り直してもこれ以上は・・・と感じるような場面が結構あります。

特にMRIは撮影時間が長いので、このようなことがよくあります。
またMRIは忙しいのでこのような時に素早く対応できないと、検査予約の時間が押してしまい次の患者さんの検査が大きく遅れてしまいます。

ですから、検査の妥協点というか「この画像は必ず必要で、この画像は最悪なくてもよい」とか、「この程度のぶれならなんとか診断できるだろう」とかということを理解できていないと、スムーズに検査ができない時もあるため読影はある程度必要と思っていました。

ただ、なかなか本格的な読影というのは難しいです。

異常があるかどうかなら毎日画像見ていればわかりますが、それがどういう病態をあらわしているのかなどはなかなか難しい。

毎日みているとは言っても放射線科の先生たちのように何千例と診断しているわけではありませんから、やっぱり読み方スキルというものがないと感じますし、それをみにつけないといけません。

とはいっても、あくまで読影の補助ですからそこまでは要求されないでしょうが、どこまで勉強すればよいのかわからないので、目標が立てにくいですね。

とにかく「読影」と一口にいっても習得すべき点が膨大なので結構きついなと思っています。

「異常に丸付けする」とか、
「放射線科の医師の目にかかるまでの間に重篤化してしまうような病気だけを捕まえる」

などの目標が欲しいところですが、どうだろうか?

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