2015年7月30日木曜日

大腸のCT:綺麗に撮れず・・・

CTCという検査はご存知でしょうか?

おしりから空気を入れてCTを撮影するという検査です。

空気をいっぱい入れるのが、綺麗に撮影できるこつの一つです。

しかし、おしりから空気が入ればみなさん苦しい。。。

そこのバランスを考えて空気をいれて撮影するのが私たちの腕の見せ所でしょう。

今日は、大柄な患者さんのCTC。いつものようにチューブをお尻から挿入して、空気を注入すると、、、

「あっ、ぬける、ぬけるよ」と患者さん。

すると、スポッとチューブが抜けてしまいました。

空気が少ししか入ってないのでもう一度チューブを挿入、

もう一度空気をいれますがなんどやってもチューブが抜けます。


ちなみに、チューブは抜けないよう先端が肛門に引っかかるような構造になっています。

結局、うまく腸が膨らまずに綺麗に撮影できませんでした。

大柄な方は、腹圧が高いからなのかな?

今思えば、この症例は内視鏡もうまく入らなかったらしい

すると、割と直腸に近い場所で腸が閉塞しているのかも知れなかったと思われますね。

体位を変更していたら、すっと空気が注入できたかもしれなかったと反省しました。やってみなければわかりませんが。

次回はこの点に関して注意しようと思われました。

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