今日は造影剤のことについて聞かれたので。
レントゲン検査の時には、造影剤というのを利用して検査することもあります。
造影剤というのは、
「影」を
「造る」
剤(調合した薬の意)
ということです。
影というのは、レントゲンに写った画像のことです。
レントゲンは影絵と一緒です。太陽光と影の関係と同じです。
太陽光がX線に置き換わったという判断でよいでしょう。
さて、窓ガラスに光を当てると影を造るでしょうか?
ガラスは光を透過するため、影をつくりませんね。
レントゲンでもこのように影を造ることができない臓器があります。
それが、血管や胃などの臓器です。
そのために、造影剤という人工的に影をつくるためのお薬を使用して、影をつけてあげます。
影をつけるためには、X線をよく吸収する物質を使用しています。
血管を撮影する時はヨウドを使ったものを利用します。
胃の時は、バリウムというのを利用します。
それぞれ、X線を吸収する物質です。
これらを注射したり、飲んだりして体の中に入れてあげて撮影すると、
その臓器の写真がとれるわけです。
ということで、血管撮影の時に造影剤は必要か?というと
絶対必要です。だってうつりませんから。ということになります。
同じく胃のレントゲンではどうか?というと
絶対必要です。うつりませんから。
ということになります。
次回は造影剤が映し出す画像について見て行きましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿