2015年9月24日木曜日

MRと入れ歯:番外編 金属があっても撮影できないわけでもない

MRIに金属を持ち込むとダメですという話を数日にわたりしてきました。


そして、入れ歯の話では画像への影響に関してかかせていただきました。


しかし、入れ歯がどうしても取れないときがあります。

だから、MRIも撮れない!?

なんてことはありません。


時と場合によって、例えば早く診断を行わないと患者さんにとって重大な障害が残ってしまうと考えられるケースに関しては撮影します。

下の画像は、突然発症した脳梗塞の患者さんの画像です。

入れ歯のせいで、画像向かって右上、

患者さんの頭の左前頭部が黒くなっています。




患者さんの意識がなく、口をあけることができずに入れ歯を取り出せなかったのでしょう。


しかし、入れ歯の影響がない部分については、脳梗塞が疑われる部分をみつけることができます。


このように、場合によってはそのまま撮影するということもありますね。


その時々に、上手な対応ができることも大事なことだと私は思っています。



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