2015年9月23日水曜日

MRIに金属を持ち込むとどうなるの? (その3:入れ歯)

MRIに持ち込まれる金属類で一番多いのが入れ歯と認識しています。

特に意識がないような患者さんを撮影する必要があるときなどに、入れ歯を外し忘れることがあります。

新人技師は注意しましょう。


さて入れ歯をしたまま入るとどうなるのでしょう。


入れ歯が口の中から飛んでいく?


いえいえ、そんなことはありません。


入れ歯はそのまま固定されています。さすがタフグリップですね?


ではなぜ入れ歯は外していただくのか?というとですが、


これに関しては画像に影響が出るということが問題となります。

MRIは磁石の力を利用して画像を作っているので、金属の影響をうけるのです。

入れ歯が入ったまま写真を撮るとこうなります。


この画像は、そんなに金属の影響はない方です。

しかし、撮影方法によってはもっとっひどくなります。

下の写真はT2スター強調画像という種類の撮影方法ですが、入れ歯周囲は真っ黒になっています。


ということで、身に着けている種類の金属は画像に影響がでます。

自分の為にも外しておきましょう。






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