昨日、CT検査をしていたら患者さんから造影剤の使用量について聞かれた。
造影剤の使用量は検査の種類によってちがい、MRIや血管造影、レントゲンなどそれぞで量も種類も違います。そして、検査の目的によっても変わってきます。
今日はCT検査での造影剤使用量について聞かれたので、それについて書きたいと思います。
CT検査で使う造影剤は、シリンジ製剤という形で売られているのが一般的です。
これです。
写真上側の黄色いふたがついてるほうの瓶の中に造影剤が入っています。
下側のプラスチックの白いやつは、黄色のやつの後ろ側にねじ込めるようになっており、
あたかも注射器のようになります。
ということでシリンジというのは、このような大きな注射器みたいな形で1本売りでうっているものです。
自動車のガソリンのように計り売りではないということになります。
多くの病院では100㏄入りのシリンジを使っているところがおおいでしょう。
お値段は1っ本だいたい1万円くらいします。
高いですね。病気を治してくれるお薬でもないのに・・・
体重によって、この量を変化させますが日本人の体格だとだいたいこの100ccが使用されます。
しかし、体が大きかったり検査内容によってはもう少し量をおおくしたり、濃いやつをつかったりします。その場合は、造影剤の量が1.5倍になったりします。
そして、お値段も1.3~1.5倍になります。
次回は造影剤の濃度についてお話ししましょう。
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