それは、先日説明したTOFという方法を使ったMRAと造影剤を使用したMRAです。
先日説明したTOF法は、造影剤を使うことなく血管の流速を利用して撮影する方法でした。
実はこのほかに造影剤を利用して撮影するMRAがあります。
造影剤をつかって、MRIを撮影すると造影剤が白くかなり濃い目に写るので、TOF法で撮影したのと同じように血管だけを映し出すことができます。
利点は、流速が遅くてもきれいに撮影できるということがあります。
例えば造影MRAだと,鎖骨下動脈もきれいに撮影できていますが、造影剤を使はないTOF法だと血流の方向性の問題でこのようにきれいに撮影できないという問題があります。
造影MRA |
しかし、MRIの利点はやはり造影剤を利用せずに血管の撮影ができることにあります。
造影剤を利用して血管を撮影するのであれば、CTならもっと細かく撮影できるわけですからね。
ということで、最近は造影MRAをみることがすくなくなってきましたね。
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