2015年10月30日金曜日

MRIとMRAの違いとは?

先日はMRIとMRAの違いを質問された。

MRIは核磁気共鳴画像の事。

そしてMRAはMR Angiographyと言って,

MRIを使って血管の撮影(Angiography)ができる撮影法を言います。

もちろん同じ装置でできます。

ちなみにCTでとった血管撮影はCTA(CT Angiography)といいます。
ただ、Angiographyと呼ばれるものは、血管造影室で行われる血管造影検査を指します。


さてMRIとMRAの違いを画像で比較してみましょう。

MRIは、ただの断面画像だから輪切りです。



MRAはこのように血管を立体的に見れます。



 実は、この立体も、実は薄い厚みの断面画像を集めて作ったものです。
 この薄い画像は、血管だけが白く写るように計算されています。

血管だけが白く映っている:TOF法



この血管だけを白く写すための技術こそが一般的なMRAの技術でしょう。

この撮影方法は同じ部分を撮影し続けていると、血液が流れていくところだけは信号に変化があるので、その部分だけを白く映し出すという方法です。

つまり血液は動き続けているので、ほかの脳組織との間に信号の違いが出ます。このちがいを画像かしているのです。









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