2015年10月22日木曜日

MRIの音は何種類あるのか?

MRIをやっていると、なぜあんなに大きな音が出るのかと聞かれます。

音の発生については、MRIという大きな磁石のなかで、さらに磁界を発生させたりS極とN極とを入れ換えたりするので大きな音がすると言われています。

今日は、何で色んな音がするのかと聞かれました。

 MRIはCTと違って色んな種類の画像が撮影でします。

水を白くする撮影方法や、

水を黒くする撮影方法、

脂肪を写りにくくする方法、

血管だけを写し出す方法

など色々あります。

そしてこの撮影方法によって、磁界の発生させかたや極の入れ替えなどが変わります。
ですから、音が変わるということになります。

ベテラン技師ともなると、音で撮影方法がわかるようになります。


ちなみに私はフレアー法(水を黒く写すが、脳梗塞などは白く写る撮影法)の音が好きですね。


「が、が、が、が、が、が、とん、とんとんとんとん=休止= が、が、が、が、が、とん、とんとんとんとん」

というやつです。マニアックですね!

他にもいろいろあります。

「ピコン、ピコン、ピコン、ピコン、ピコン」という拡散強調画像撮影法(発症間もない脳こうそく映しだせるといわれていいる撮影法です)

「ガー、ガー、ガー、ガー」が5分くらいなり続けるMRA(血管だけを映し出す撮影方法)

などなどですね。

かなりマニアックな話になってしまいました。
本日は以上です。

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