2015年11月5日木曜日

エックス線は部屋に残るのか?

今日の夕方、換気の為にレントゲン室をオープンにしていたら薬剤師さんが驚いた顔で向かってきた。

「レントゲン、部屋あけてていいの?」

最初何を言っているのか意味が分からなかったが、
どうやらエックス線が外に出ていかないのかを心配してるらしいことが判明した。


レントゲン撮影で使用すエックス線は、室内に残ることはありません。

もしエックス線が室内に残ったままでは、私たちは一日中被ばくしてしまいますから・・


エックス線はボタンを押したときにしか出力されない機構になっています。

ですから、被ばくするのもその数秒間だけです。

これは電気のエネルギーを使ってエックス線を発生させているからです。

ちなみに原発の放射能汚染は、放射線を出す物質が外に漏れ出ているため、しばらく放射線が出続けます。

だから、問題なのです。

しかし、病院で扱うエックス線は一瞬しか出ないので部屋の中には残りません。

実は病院でも放射線物質を使用した検査をしている部門もあります。

それが核医学検査になります。PETとかいうやつもそれです。

しかし、使われている放射線物質が放射線を出し続けることができる期間が半分になる時間が短いものが利用されています。(半減期の短いもの)


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