2015年12月16日水曜日

画像診断は難しいのだ

最近、当直しているとCTの撮影がとっても多いとかきました。

調べてみると、当直業務の2/3がCT撮影だった。


特に多いのが頭のCT

次いで、お腹と胸のCT撮影だった。

昔と違って、CTも撮影とほぼ同時に画像が表示される。

だからすぐに病気が判断できるものと考えがちだがそんなに簡単なものではない。

最近のナースは勉強熱心で、特に救急ナースともなると常に次の工程を頭に描きたいらしく、

CT撮影が終わると、即座に何かありますか?

とCT画像の所見を聞かれる。

さすがに、大動脈が破裂しているとか、脳出血があるとかというような重度の症状があるような疾患なら、私達でもすぐに分かるのだが、

軽微な症状の方の画像診断となると、はっきりとわからない。

百戦錬磨の放射線の読影医師でさえ何分もかけて診断しているのだ。

CTを撮れば何でも分かるのというような方がいらっしゃったので、

今日は画像診断とはそんなに簡単なものではないということを書いてみました。

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