2015年5月30日土曜日

(For general persons) Why is the Japanese hospital very busy? (一般向けの話題)なんで日本の病院は忙しいの?

Japanese hospital is always busy.
日本の病院は毎日忙しいのだ。

Maybe, the busy time is 10:00 am.
もっとも忙しいのは10時ころだろう。

Today, I worked taking picture of a chest x-ray and abdomen x-rays.
Today is busy too.
今日は、胸と腹のレントゲンを担当した。今日も忙しかったな~。

Old man need some time to changing of clothes.
So, we provide changing room to them.
ご老人は着替えに時間がかかるので、スムーズに撮影できるように更衣室で着替えてもらってます。

They have a KIMONO for some reason.
彼女たちは、なぜか着物をきていたりします。

Then, I said “Please you are changing clothes and waiting soon”
その時、「着替えていただいて、そのまますこーし待っていてくださいね。」と声をかけます。

After 5min I opened the changing room…
5分後に更衣室をあけると・・・

She was not changing her clothes. She does only put her bag on desk.
彼女は着替えていなかった。ってか、鞄置いただけ・・

I think that what do you do in this box?  But, I am keeping smiling.
なにしてたのよ~と思いながら、笑顔で対応。

However, it is a fact of life. hahaha.
まあ、よくある話だけんどね。

Please tell me which sentences are wrong. I'm sorry about my English.
I am learning English now.


2015年5月28日木曜日

(For general)Which is better skinny or fat man in radiography?  (一般の方向けの話題)太っているのはやっぱり損?!

レントゲン検査の画像の画質、体が大きいと画質が悪くなるのはご存知ですか。
Do you know that body shape influence x-ray image quality?
A skinny's image is better than a fat man's image.

これは大柄の人のレントゲンと女性のレントゲンを比べた画像ですが、ご覧のとおり見にくいのです。
This image has fat man and skinny.
Fat man's image has blur. on the other hand, skinny's image is clear.


これはなぜかというと、散乱線による影響です。
Why is that?
It depends on scattered ray.

散乱線というのは、体の中でX線が臓器とぶつかって散乱したものです。
フイルムに到達すると、画像にボケを生み出してしまうものです。
The scattered ray makes a blur in image.


散乱線はX線が通過する距離がながくなった分だけ、多く発生します。また、X線のエネルギーが高い場合も増えます。
When A X-rays pass through a long distance, the scattered ray is increased.
High energy x-ray increases the scattered ray.

太っている方は透過力をあげてやらないと、フイルムまでX線が届かなくなってしまうので高めのエネルギーのX線を使います。
For fat man, we use a high energy x-ray.
High energy x-ray can pass through a long distance.
It is necessary to using high energy x-ray for fat mans.



そうすると、散乱線が増えて画質が悪くなるのです。
However, Image quality will be bad.




これはCT検査でもおなじで、散乱線の影響で透過してきたX線の中にイレギュラーな信号が含まれてしまうことから画質が低下します。
This is the same in CT scan.

これは大柄な方のCT画像と小柄な方の画像の比較です。大柄な方の画像がザラザラしているのがわかるかと思います。
This image is more than fat man and skinny.
You can understand fat man`s image has noise and blur.


このように、体が大きいとレントゲン画質的にも損なのです。
Conclusion, A skinny is better than fat man.

さらに、ときどきですがMRIの穴に入れない方というのもいらっしゃいます。
Then, There is a man that can`t  get in the bore of MRI.



でも実はちょっと太めが一番いいかも?ということもあります。
それについてはまた次回お話させていただきます。
But, it sometimes is the case that a little fatty is good.
That`s a next post.

2015年5月25日月曜日

(For radiographer) I wish younger radiographer is enjoying our jobs .(技師向けの話)「一年生には、聞かせたくないなぁ~.」

20年も働いていると、嫌なこともありますね。
I have take X-ray pictures among 20years. So,I have a bad day at radiographer's work.

私の職場なんかだと、看護師さんや技師さんも色んな方がいます。
My hospital has many Nurses and radiographers.

とても優秀で優しいスタッフや先生達です。
Everyone is very good.

ただそれだけではなくて、残念だけど一日中愚痴っているスタッフもいたりします。
But, a little people are bad mans.
They always said complain things.

新人がこれに捕まると大変です。
I wish a beginner radiographer is enjoying our jobs.

早く解放されればいいなぁと思います。
どうか、仕事の中に面白味を見つけてもらいたいと祈ります。
I am praying he will find out interesting things in radiographer's jobs.

色んな意見があります。
There are various opinion.

学会活動は無意味だとか、頑張ったって給料が上がらないとか、等々。
"We are going the academic meeting. however,That really doesn't have any meaning for our." and so on.

確かに学会活動等に関しては、病院にとって意味はないのかも知れない。しかし、参加することによって装置をより深くしることができます。
It is true that the academic meeting does't have any meaning for hospital.However, We can get deep knowledge about equipment.

装置を深く知ることができると、応用が効くようになります。
Getting new deep knowledge, The experiment can be performed.

そうなると、俄然できることが増えてくきます。医師からの注文にも応じられるようになり、大事な人材となるのでしょう。
Then, You will be able to do various things. and, You are special person.

人間は目先の楽に走ってしまいがちなんで勉強し続けるのもなかなか難しいですが。
It is difficult that a human is leaning every day.

ただ、楽しめれば継続できますね。
But, If it is enjoying, we will be keeping it.

診療放射線技師は世界にある資格ですから、世界の学会等を目標にし、発表しないまでも参加したりすると楽しいかもしれません。
A radiographer has a licens in world wide. So, Going world meeting, It may be fun.

普通の海外旅行も楽しいものですが、自分の職種として海外にいける職業というのもそれほどは多くないですからね。
Traveling is fun.but, A Going world meeting is different from a trip.

発表までたどりつければ施設によっては交通費を負担してくれたりしますから、最高ですね。

また、患者さんに優しい技師を目標にするというのも素敵ですね。
I think it is special things, The purpose is for the patient.

「ありがとう」という言葉を頂戴頂く中にやりがいが感じられれば最高ではないでしょうか。
The word "thank you very much"from patient is most happiness.

他に成りたい職業があるわけではないなら、若い人達には楽しみながらこの仕事してをしてもらいたいものです。
I wish young radiographer have been enjoying our job everyday.


Please tell me which sentences are wrong. I'm sorry about my English.

2015年5月22日金曜日

(技師向けの話題)CVカテーテルからダイナミックCT撮影してみた。I try Dynamic CT on CV port.(For radiographer report)

今日はCVカテーテルからダイナミックCTをやってみたので報告しよう。
Today,I report dynamicCT from CVcath(No power port) .

これは、いぜん知り合いから教えてもらった方法である。
This tecniqe is my friend's method.


低電圧撮影技術というのをみなさんご存知でしょうか?
Do you know lowKV technique?

これを利用してやれば、低速注入でもダイナミックができるとのことだ。
That is Using LowKV tecnicqe. And so, We can do dynamic CT from CV cathe.(No entire pressure tube)

今回やってみたのが、下肢動脈撮影。
This time, I try extremity artery.

本当はやりたくなかったのだが、先生が3Dで欲しいというので・・

CVから、秒間1.5㏄ ml/secの造影剤を注入。

Injection rate 1.5cc/sec (In CVcathe.)

撮影電圧は、もちろん80kv。こうすると、約1.8倍(1.7倍かも?)のCT値が稼げるのだ。

The KV is 80kv, That gets High CT value.



とはいうものの、CVが破けたら大変なのでインジェクターの限界PSIを100Psiに設定し、ボーラストラッキング法を使用してダイナミックスタート!
But, Reason for bursting CV tube, I was setting limit pressure 100psi at injector.

さあ、造影剤きたー
Let'coming contrast media!

みごと、CT値 300HUがとれました。
OK!, I could take the  300HU.

当然ですが、みなさんがやるときは自己責任でやってくださいよ=。
This responsibility is for each one of us.

ただ、シェアプラグの取説でも造影剤注入の「高速注入が禁止」とされているだけなので、低速ならよいのではないかとひそかに思ってはいますが。



2015年5月21日木曜日

(一般向け)放射線技師一年生 その2 骨のレントゲン That's Beginner Radiographer 2 episode bone x-ray

最近の新人の小川ちゃんは骨のレントゲン撮影を担当している。
Recently, Beginner radiographer Ogawa is taking bone pictures every day.

おおかたの病院では、新人技師は胸部研修後、病室で撮影するポータブル撮影やこの骨のレントゲン撮影について学びます。
Most beginner radiographer learns bone x-ray after chest x-ray in japan.

骨のレントゲン撮影を受けたことがある人も多いのではないでしようか?
Have you been taken your bone pictures?

骨は全身にありますから、撮影方法もたくさん覚えなければなりません。
The bone has many part  on your body. so, we are studying many Technic for taking bone x-ray.


学校でそれら撮影方法は学んで来てはいますが、体で覚えているわけではありません。 卒後すぐに撮影できるほど甘くないところ。
We learned it at school.but,we can not take picture just now.

今日は腰の写真について習っていました。
He was learning a lumber x-ray today.

腰のレントゲンは、私の病院では基本2方向撮影です。
The lumber x-ray has 2 views. That is basic in our hospital.

2方向というのは、前から見た写真と横から見た写真の事です。
The two views are frontal and lateral.



前から見た写真は正面、横から見た写真は側面と言います。
この撮影に追加して、斜めから観察する斜位撮影や腰を曲げた時にどうなるかを見る機能撮影というのも追加されることがあります。

We are taking oblique views sometime.


この斜位撮影がなかなか難しいので、小川ちゃんも真面目に指導を受けていました。

良いと言われる斜位画像は、このようにDog line(ドッグライン)と言われる部分がDog(犬)のように写っている写真になります。



But,The oblique views are difficult.
.
この写真を撮影するためには、患者さんに斜めになって頂いて撮影します。
For this reason, A patient have to keep oblique position while soon。



やってみるとわかりますが、この斜めの体制を維持するのってけっこう厳しいです。
But, It is difficult for old man.

ですから、手際よく撮影しないとシャッターを切るまでに体が動いてしまうことがあります。
They couldn't keep the position any time.

数をこなして体で覚えていかないと難しい部分でもあります。
So, That technique is ”Experience is everything”

がんばれ、小川ちゃん
Do your best!  Mr. Ogawa!
加油!加油!

2015年5月18日月曜日

放射線技師はなぜ体をおさわりするの?:Why does radiographer touch me?

あなたは、レントゲン撮影の時にいろいろなところを触られたご経験はありませんか?
Have you been touch by radiographer?

胸の写真の時は腕を触られますよね。
手首を腰にあてて肘をつきだす姿勢で撮影するのが基本ですのでそのようにしています。

このように姿勢を決めることを、われわれの業界では「ポジショニングと言います。
We are taking you posing. that is "positioning".

撮影部位によってこのポジショニング姿勢は最適なものがあります。それは、撮影する部位によって病気が見やすくなる姿勢があるからです。
There is a many style in the positioning.

胸のレントゲンの時は、以前書いたようにチアリーダーみたいに腰に手をあてて、肘だけおなか側に突き出す恰好にすると肺と肩甲骨が重ならずに撮影できます。

A chest x-ray exam is like cheerleader posing.

さて、今日はおなかの写真のポジショニングについて説明します。
today,i'd like talk to you about abdomen x-ray positioning.

お腹の写真も立ってとるのと、寝てとるのとが大きな違いになります。
There is difference standing position and lay position.

立ってとると、空気は上に上がり水は下に下がります。
The air is upper in standing position,on the  other hand A water is lower.
この重力による体内物質の動きも先生方は観察しています。
That is gravity. A doctor watches this somethings.

寝てとる場合というのもよくあります。
There is lay positioning.

泌尿器科などではこの寝た状態での撮影が一般的です。これだと重力の影響を受けずに、触診時と同様の状態を観察できます。

そしてKUB撮影と呼ばれる撮影を泌尿器科でよく撮影します。
We often take KUB picture.

Kは腎臓:KidneyKUは尿管:UreterU、そしてBは膀胱:BladderBです。
K:kidney,U:ureter,B:bladder

これが、一枚のレントゲン写真に写っているのがKUB撮影になります。
The KUB can watch kidney and ureter and bladder.

尿管結石の時に撮影されるのもこれです。
It is taking for watching ureter stone.


この撮影での注意点は半切というフイルムサイズ(新聞紙反面くらいの大きさ)の中に、しっかりと腎臓から膀胱を含めて撮影することです。
身長が小さい方だとそれほど難しくないのですが、大きい方だと半切サイズに入るか入らなか微妙な大きさになります。

We are paying attention to including everything
.
数センチの位置ずれで、膀胱がフイルムに含まれず欠けてしまったりしますから難しいのです。



ところで膀胱の位置ってみなさんわかりますか?
Well,where is bladder in your body?

写真を撮れば膀胱の位置を把握することはできますが、体の表面からは認識できません。
だからレントゲンとるわけですが。
We can not visible in the body.

その位置を確認するために、私たちは体の中でも特に出っ張っている骨を触って膀胱の位置を確認しています。
so,we touch key parts in the body.

具体的には膀胱の底の部分は恥骨結合の上に存在するので、KUB撮影をするときは恥骨結合を触って膀胱の一番下がどの位置かを確認するのが一般的です。
In the case of KUB、We are touching the symphysis pubis.





しかし、この恥骨結合というのはかなりきわどい部分です。
But,that is danger.The reason for i  am man..

患者さんの権利というのがあまり重要視されていなかった昭和時代は、KUB撮影の時は必ずここを触って確認するのが一般的でした。技師養成施設でもそのように説明していました。




10年ほど前にテレビで放射線技師に股間を触られたという報道があったあたりから、みんな触らなくなってきた気がします。
The news radiographer touched woman's crotch was broadcast on TV at 10 years ago.

結果、KUBで膀胱が外れる写真が出てくるようになったかどうかはわかりませんが、昔はそのようにやっていました。
so,I am not touching that from 10 years ago.

恥骨結合を触る方法の別法として、大転子という部分を触るという方法もあります。
but,I am touching greater trochanter.

これは大腿骨の端っこの部分で体表から触れます。
この部分の高さがおおむね恥骨結合の高さなのでこれを目安にしている技師さんもいます。
The greater trochanter is as tall as the symphysis pubis.


また、腸骨を触る方法もあります。腸骨の一番上端がフイルムの真ん中にくると、半切サイズにちょうどよく収まることが多いからです。大まかではありますが。
There is method of touching an ilium out side this.

ちなみに3割くらいの人は、腸骨上縁を触られるとにやけながら体をよけます。
but,Anyone can't help laughing the touch.

わたしもおそらく触られたらにやけますね。
I think so me too.

I


ということで放射線技師はいろんなところを触りますが、しっかりした意味があるのだということをご理解いただけたらうれしいですね

A radiographer is touching anythig parts. But,It is very important things.

 I would appreciate your understanding.Thank you.

Please tell me which sentences are wrong. I'm sorry about my English.

2015年5月14日木曜日

放射線技師1年生(肺レントゲン修行)


 今年は入ってきました新人放射線技師。小川君。ぴっかぴかです。

新人放射線技師の最初の配属場所は、おそらく9割の病院で胸部レントゲン撮影室でしょう。

ここで、「息をすって~、止めてください」「楽にしてください」を1日中言い続けるという訓練が始まります。

胸部レントゲン撮影は画像の読み方もさることながら、その撮影法に関しても実は奥深いものがあります。そのうんちくと技術を叩き込まれるのです。

部屋は大抵広めの部屋になっています。これには理由がありますが、説明すると長いのでまたどこかで説明したいと思います。

部屋が大きいので、大きな声を出さなくてはいけません。

オートボイスといって、レントゲンの準備ボタンを押すと自動的に

「息を吸って、止めてください」とアナウンスしてくれる装置がありますが、

これは技師を3年以上やらないと使ってわいけません!??

そして、患者さんのポーズをきめる(ポジショニングという)のも覚えなければなりません。

胸部レントゲン時のポーズの決め方については、以前このブログで紹介していますが、肩甲骨が肺と重ならないようにポジショニングするというテクニックを習得します。

しかし、なにより重要なのがフイルムの中に胸部(肺)がしっかりと入るように患者さんの位置を決めることです。これが、新人技師の最初の難問でしょう。

よくやる失敗が、胸部の上が切れちゃったという写真。

これはフイルムを配置する位置が、下すぎたときにおこります。
また、時々患者さんが息を吸っての合図とともになぜか爪先立ちしてしまうことがあって、きれてしまうことでもおこりますね。





次に多いのが、肺の下が欠けるという失敗。

これは、高身長のやせ形患者さんでよくある失敗で、このタイプの方は肺が長いのです。それで切れてしまうというもの。
また、直前の撮影で肺上部が切れてしまったという失敗をした後に、肺上部を気にするあまり下が欠けてしまうという失敗例でもあります。



このような失敗を経験しながら、みんな立派な放射線技師へと成長していきます。

頑張れ!小川ちゃん!!

2015年5月13日水曜日

わたし、がんですか?

先生、私は肺がんですか?
 

レントゲン撮影を終えた患者さんによく聞かれることがあるのが、この「私は肺がんですか?」というもの。

私、医者じゃないので・・と思うのですが、基本的にはレントゲンだけで肺がんの診断はされません。

というのも、レントゲンではよくわからないからです。

進行が進んだ肺がんなどでは明らかに肺のなかに大きな塊が写りますし、胸水がたまっていたりなどもあるので肺がんですねと断定されてしまうこともあるかもしれませんが、

基本的には症状、血液検査、たんの検査などをみて、最終的にはがんが疑われる塊から、針などでその組織を採ってきて顕微鏡で観察してようやくがんであると診断されます。

この画像は、ネットからとってきた肺炎と肺がんの画像です。どっちも同じようにみえますよね。
このように肺炎と肺がんの画像はにているので、なかなか診断は難しいです。



また、初期の小さい肺癌もレントゲンでは厳しいので、今はCTで肺がん検診するパターンもあるようです。

ということで、テレドラマのようにイケメン俳優がレントゲン写真を見た瞬間に

「これは、肺がんです」

とはならないのです。



2015年5月11日月曜日

放射線技師の仕事 ここ10年で大変化!!

この十年数年ほどで画像診断部のしごとって大きく変わりました。

一番のポイントはレントゲン撮影がデジタルレントゲンになり、フィルムがなくなってしまったことでしょう。
フィルムメーカーにお勤めの方々は大変だったのではないでしょうか。

バブル最後のころでもフィルムメーカーが大変元気で、セミナーなどを開催してくれてそのお土産としてワインをいただいてきたりしたこともあったそうです。

しかし、フィルムの時代の仕事はたいへんでした。

昔のフィルムカメラをご存知の方は理解できるかと思いますが、フィルムは光にあたると感光といって黒く黒化してしまいます。

ですから、フィルム交換の時は感光しないようにするためにフィルムを巻き込むという機構がそなわっていて、交換時は必ず巻き取ってから交換しないと最後の数枚が真っ黒になってしまったなんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 

この巻き取りがうまくいかないことも結構昔のカメラではよく起こったものですが、そんなこともデジカメになってからは心配ご無用ですね。すべてはフィルムがいけなかったのです。


同様にしてデジタルレントゲンも光からの感光を気にしなくてよくなりました。


従来のレントゲン写真作成工程は、以下の流れになっていました。

ステップ1(撮影)

1.レントゲンが体を透過する

2.透過したレントゲンは、増感紙という紙に当たると光に変換される

3.光がフィルムを感光する

というのが、今も変わらないレントゲン撮影の基本的な流れです。レントゲンがいっぱい当たるところは、いっぱい光るので、いっぱい感光させるので黒く写ります。
よく見る胸のレントゲン撮影ですと、肺は空気が90%なのでレントゲンは吸収されずに透過されて、レントゲン写真上黒く写っています。

さてここからがデジタル化で圧倒的に作業が楽になった部分です。

ステップ2(現像)

1.レントゲンフィルムが入ったカセッテという板を暗室に持っていきます。
暗室では赤い光だけが点いていて、その中でフィルムを現像する作業をします。

2.レントゲンフィルムの入ったカセッテというケースからレントゲンフィルムを取り出します。

3.現像液という液体につけます。

4.定着液という液体につけます。

5.その後、水洗といって、無駄についた定着液を水で洗います。

6.最後に乾燥してよくみるレントゲン写真が完成します。


私が新人の時にはすでに自動現像機という装置があったので暗室にカセッテを持っていき、フィルムを取り出して自動現像機(技師用語で「自現機(じげんき)」とよぶ)に挿入すると、フィルムが出てくるという方式でした。


自現機は暗室の外に排出口があるのでそこからフィルムが出てくるという、なんともピタゴラスイッチのような機構でした。

このような暗室作業が完全になくなったのがデジタルレントゲンということです。
なんともすごいのです。


ということで、デジタルレントゲンの工程をみてみましょう。


ステップ1撮影はいっしょ。


ステップ2現像

1.カセッテを読み取り装置という機会にはめ込みます。
読み取り装置の中では、カセッテの中に入れてあるフィルムの代わりの板(イメージングプレート)というのが機械の中で取り出されます。
このIPに特殊な光を当てると、レントゲンの感光量にあった量の光信号が発生し、それを電気信号に変換します。

2.電気信号になった画像データが、PCに送られそこで先生が画像をみます。

以上2工程です。暗室がなくなってしまいました。

昔は現像液などで水まみれになり、おまけにこの現像液や定着液というのが特殊な液体で、酢酸を使っていたので酸っぱいにおいがして大変でした。
においも大変でしたが、白衣に付着すると黒く色がのこってしまうのもやっかいで、白衣もよく汚れていましたね。

レントゲンのやつらは汚いとよく言われたもんです。

あのころは、その匂いを消すためにみんな煙草を吸ってましたっけね~!?


今の新人技師は、酢酸臭くなくて白衣も汚れていない。
さらにイケメンだったりするので、ほんとにうらやましい限りです。

でも、あのアナログな作業は楽しいものでもあったかなあ~と今は思いますが。

2015年5月9日土曜日

胃の集団検診で事故

今日は朝から残念なニュースを聞きました。とても残念で悲しいです。





バリウムのレントゲン撮影は版画のようなもので、胃の中にバリウムをいれて(飲んでもらって)、バリウムを胃の壁に付着させて撮影します。しかし、バリウムが付きすぎているとバリウムが写りすぎて、胃の壁の状態がわからないため、胃の壁だけが見やすくなるように体を動かして、撮影します。

そのため、いろいろな撮影方法があります。
その撮影方法については、依然こちらで記事を書きました。http://radiographerx.blogspot.com/2015/03/what-is-contrast-mediaupper-gi.html

この記事に載せた動画を見ていただくとわかりますが、最初に頭低位撮影と言って頭を下げた状態で撮影する撮影方法があります。

頭低位撮影(胃X線間接撮影法:youtubeより転載しました)

こうすることによって、胃の中のバリウムを胃の上の方に集めて、胃の下の部分かつおヘソ側の胃の粘膜を撮影できます。

このようにあらゆる角度から撮影して、胃の全体をもれなく撮影するスタイルが標準撮影法です。

今回の事故はこの頭低位の時に、落ちたと推測されます。

この撮影はやはり危ないので、担当する放射線技師は細心の注意を払って撮影していますから、このような事故が起きたというのは聞いたことがありません。

ベッドサイドに手すりが付いていますから、そこをしっかり持っていただくように案内しますし、肩のところに引っかかり棒のようなものが当たるようになっているため、落ちることはないはずです。



外国の方のようだったので、意志の疎通に問題があったのでしょうか。。。

もしかしたら、気を失っていたのかもしれませんね。

胃の検査をするときは、最初に発泡剤というお薬を飲んでいただいて胃を膨らませます。
その時に、時々具合が悪くなる方もいるそうです。

もしかしたらそれに近い状態だったのかもしれません。

胃の集団検診は、胃がん死亡の減少に大きく役立ってきた検査で、確立されたものですから今回の事故は残念です。

私たちは二度とこのような事故を起こさないよう、注意しなくてはいけません。

学会などで標準撮影法や現在ある認定技師制度などについての検討が必要となるかと思います。


最後になりますが、事故にあわれてしまった女性のご冥福をお祈りいたします。

胃や腸に穴が開く病気のレントゲン撮影について

胃や腸に穴が開いてしまうという胃十二指腸潰瘍穿孔という病気はご存知でしょうか?

胃潰瘍などが進行して、胃などの壁に穴が開いてしまう病気です。
すぐに手術して穴を閉じなければいけません。

この病気をレントゲンで映すにはどうしているのかについて書きます。

この病気は、立って撮影する写真が重要です。

そうです、おなかが痛いのに立っていただきます。

なぜかというと、胃や腸の中には食べ物のほかに空気がはいっています。
おならやげっぷが出るのは、その空気のせいですね。

胃や腸に穴が開くと、その空気がおなかの中に拡散します。
胸と腹の間には横隔膜というものがあり、胸と腹をへだてています。

腸に穴が開くと、空気や食べ物が腸や胃から出ます。
この状態で患者さんが立つと、空気は重力で上に上がります。しかし、横隔膜があるから横隔膜の下にたまります。

この状態がレントゲンで撮影できれば、消化管(胃や腸の総称)穿孔(せんこう)の診断となります。

これがその写真です。


右の横隔膜の下に、通常だと写っていない空気が写っています。

同じ方のCT検査画像です。


CT撮影時は、寝て写真をとりますので肝臓の表面に空気が写ってきます。


この症例のように、空気が大量だとレントゲン写真でもわかりやすいのですが、空気の量が少ないとわかりにくいため、現在ではCT撮影がおおく撮影されています。

この腸や胃から出てき空気は、おなかの中を重力に従って自由に動き回ることができるので、フリーエアー(Free Air)と呼ばれています。

以上 消化管穿孔のレントゲン撮影についてでした。

2015年5月7日木曜日

検査室前の扉の中心で、名前を叫ぶ!

先日友人が言っていたのですが、名まえ間違いという失敗がなかなか減らないというのをご存知でしょうか?

レントゲン、CT、MRI・・・いろんなところで名まえ間違いが起こっているそうです。(私はないよ!)

さて、この名前間違えについて、少し考えてみましたので書いてみます。

現在、ある程度の大きさの病院では、パソコンから患者さんの名まえを撮影装置に送信し、それから撮影するのが普通です。

ですから、昔のように名前の漢字間違えや患者IDの下一桁間違いなどはなくなりました。

しかし、もっと怖い間違え方が最近の装置だとおこります。

それが、完全なる患者取り違い撮影です。

まったく違う患者さんのお名前とIDで撮影してしまうというパターンです。

今の装置は、撮影された画像がすぐに主治医のパソコンで見れるように瞬時に転送されます。

ですから、もしも似たような年齢・性別の患者さんだと気付けないこともあるでしょう。


さて、なぜこれが生じるのかということですが、おそら現場がく忙しくなったからでしょう。
プロである以上、これを理由にしていけないのですが・・


普通、患者さんを撮影室に入室させたら、患者さんにお名前を聞きます。
この後、パソコンから患者さんのお名前などの情報を撮影装置に送信します。

しかし忙しい病院だと、レントゲン室に技師が2人から3人配属されたりします。そうすると、一人の技師が患者さんを検査室に案内している間に、別の技師が患者さんのお名まえをパソコンから装置に登録します。

これは、その方が効率がいいからです。

しかし、この時に呼び入れるはずの患者さんがトイレなどにいって不在だったりすることがあります。

その場合、別の患者さんを呼び入れますが、名前を登録した技師は名前登録に集中していたので、そのようなことになっていることを知らずにそのまま撮影するというのがあります。

これが、病院が忙しくなったのと高齢の方が増えてきたので介助が必要となるケースが増えてきたことから2人体制をとる病院でよくあるパターンです。


もう一つよくあるのが、名前を呼んだのに別の人が入ってくるパターンです。

人間というのは面白いもので、次は自分の順番だと思い込んでいると、違う名前を呼ばれていても、自分が呼ばれたと勘違いしてしまうことがあるようです。これは、なかなか技師泣かせではありますが、患者自身に名前を言っていただくほかに予防策はないでしょう。


そしてもう一つの例が、意識のない患者さんの撮影です。
意識がありませんから、名前が言えません。

この場合は検査室に連れてきたスタッフを信用するしかありません。
ということで、最初から間違っていたなんてのもあるようです。


以上、どのようにすれば患者間違いはなくなるのか?

もしも自分が患者さんになってしまったときは、自分を守るためにも名前を名乗るようにするのが賢明です。


みなさん、検査室の中央で名まえを叫びましょう!?

ちなみに、私は常に伝票を一緒に見ながら、患者様にお名前を言っていただいています。

2015年5月5日火曜日

腸閉塞のレントゲン写真について その2

先日は腸閉塞の診断では立って撮影する必要があるというお話をしました。

しかし、ご高齢で立てない人や痛みが強すぎて立てない患者さんもおられます。

そのような時はどうしているかというと、CT検査をしたり腹部エコーといって超音波をやったりすることが多いようですが、レントゲン撮影でもわかる方法があります。

それが、側臥位腹部撮影法という撮影方法です。

簡単にいうと、横向きに寝てもらって撮影した画像になります。

そうすると、前回お話した気液体水平面(二ボー)が写ります。すごいですよね!?


aafp.orgより転載

しかし、この撮影も結構ハードです。これは実際の風景動画です。



この動画だけでも5分以上かかってますからね。結構しんどい。。。。


ということもあって、最近はマルチスライスCTというすごく速く撮影できるCT装置が普及したので、CT検査が行われることが多くなりました。



次回は、CT検査での腸閉塞の写り方について書きたいです。
また友人にお世話にならなくてはならぬな~。

2015年5月4日月曜日

腸閉塞のレントゲン写真について その1

腸閉塞という病気をご存知でしょうか?

腸閉塞というのは腸が閉塞してしまう病気です。

腸は大腸と小腸とありますが、どっちが閉塞しても腸閉塞と呼んでいます。

これはレントゲンでとった腸閉塞の写真です。



写真の上半分は大腸が膨らんで写っているのがわかりますでしょうか?

ちなみにこの写真は、患者さんに立ってもらって撮影した写真です。


ですから腸の中では重力に従い、空気は上にあがり水は下にさがります。

そうすると、このように上半分は空気がいっぱい入っているので腸が大きく写っています。


反面、下半分は腸がないわけではなく、お水で腸の中が満たされているので写らない状態です。

腸が閉塞していると、そこから先にうんちやガス(おならの素)がおしり側におくられていかないでたまっていきます。

また、腸の中の水も普通は腸の壁から吸収されますが、腸閉塞だと腸の中にたまってしまいます。

この時に立って写真を撮影すると、ガスと腸の中の水分が写ってこのような画像になります。

これが気液体水平像とよばれている画像です。これが写っていると腸閉塞だ!と診断されるようです。



「おなか痛いのに無理やり立たせないでよ!」

と思われるかもしれませんが、頑張りましょう。


とは言っても、どうしても立てないというときもあります。


そこで撮影するのが、側臥位撮影法です。

これについては次回にしましょう。

2015年5月3日日曜日

(for general)Confused by a honest patient (一般の方向けの話題)素直過ぎてこまる?患者さん

放射線技師をしていて困ることは結構ありますが、素直過ぎて困る場合があります。
 I have sometimes been confused by a honest patient.
The patient was very polite.

それがお年寄りで、なんでもかんでも挨拶してくださる方です。
The man said only a word ”OK”.


<胸のレントゲン撮影にて・・>
The Case of chest x-ray


「息をすって」
Me [take a breth]

患者「はい!」
PT[OK]



「止めてください」
Me[Take a breth, and hold]

患者「はい!」
PT[OK!]



「楽にしてください」
Me[Please,relax now]

患者「はい」
Pt[OK!!]


というぐあいに、毎回「はい」と答えてくださるお年寄りがいます。
In this way, The patient says only a word "OK".

困ってしまうのは、息を吸ってと言っているのに「はい」と言って吐いてしまう。
So,He does not hold a breath. Because he was breathed out by saying a OK.

だから最初の「息をすって」は意味がなくなってしまっているのです。
My first announce is no mean.

この場合は注意するのに気が引けます。
I could hardly blame him.

真面目にやってくださっているので・・・
So,  He is honest.

日本人らしいといえばよいのでしょうかね?
He is like Japanese people?


なんとなく微笑ましいですよね。


みなさん 気をつけてくださいね?